お尻とスネが痛む坐骨神経痛(80代女性)
坐骨神経痛の方は大変多いです。
その中で、今回は「お尻とスネが痛む坐骨神経痛(80代女性)」の症例報告をさせて頂きます。
この方は、一年前から左のお尻とスネの痛みやしびれに悩まされるようになりました。
ご本人としては、原因は特にわからず、段々痛くなってきたということでした。
整形外科にも通われていましたが、投薬治療のみで経過があまりよくないので、当院にご来院しました。
状態を確認させて頂いたところ、どうやら股関節の後ろの筋肉が硬くなった影響で、股関節の位置がズレて、座っている時や歩いている時に、お尻とスネが痛むようでした。
お尻の痛みは、小殿筋や梨状筋といった筋肉の緊張により起こっているようでした。
また、同時に仙腸関節のズレもありました。
スネの痛みは、スネの腓骨神経が過度に伸ばされていることが影響しているようでした。
実際に施術をさせて頂いたポイントは、小殿筋と仙腸関節です。
実は小殿筋の過緊張や仙腸関節のズレは、下肢全体やスネに痛みやしびれを起こすことがあり、この方もそうでした。
ですから、このポイントに施術をすることで、痛みやしびれがかなり軽減したため、ここに一番の問題があることがわかりました。
また、股関節の後ろ側が硬くなると、同時に内ももや腿の前の筋肉も硬くなります。
ですから、これらの筋肉にも整体を行いました。
幸いこの方の経過はよく、上記しました施術を数回行うことで、坐骨神経痛が治りました。
坐骨神経痛は、原因がハッキリすれば、着実に治していくことのできる症状です。
整体でもこのように治すことができますが、まずは整形外科を受診することをお勧めします。
そのあとで、経過が思わしくない場合には、整体や手技療法で解決ができる坐骨神経痛であることが多いので、一度ご相談ください。
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